委員長挨拶にかえて
神高教第86回定期大会 大会宣言
わたしたち神奈川県高等学校教職員組合は、本日第86回定期大会を開催し、1年間のとりくみを総括するとともに、2026年度の運動方針を決定しました。
処遇改善と働き方改革を柱とする改正給特法が昨年 6 月に成立しました。教職調整額の増額や学級担任手当の加算などの処遇改善に加え、主務教諭が創設されました。教育委員会には、「業務量管理・健康確保措置実施計画」の策定が義務付けられましたが具体的な多忙化解消の対策にはなっていません。附帯決議を含む法改正の内容が着実に実行されるよう求めます。
文科省の調査で「いじめ・不登校」の認知件数が前年度比5%増となり、過去最高を更新しています。多様な課題を抱える子どもを支えるためには、教職員が課題に向き合うための教育条件整備が不可欠です。「誰一人取り残さない学校」の実現へむけ、教育予算拡充を強く求めるとともに、子どもの権利条約を着実に実行させる学校づくりを全力ですすめていきます。
昨年の県労連確定交渉においては、平均が12,310円、大卒初任給では13,400円の大幅な月例給の引上げを実現し、年内の差額支給も実現しました。また、子育て世代からの要望による「子の看護等休暇」の拡充にとりくみ休暇日数を大幅に拡大させることができました。秋季確定交渉にむけて、全世代での月例給・一時金の引き上げなど、物価上昇分を上回る賃金引き上げを求め、県労連に結集してとりくみます。
今現在も、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、イスラエルによるガザ地区への無差別攻撃、そして本年に入り、アメリカによるイランへの軍事攻撃など最悪の武力行使と人権侵害が世界を震撼させています。国内では、「軍備拡張の波」が押し寄せる今こそ、私たちは「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンを改めて胸に刻み、歴史に学び、いかなる理由があろうとも武力で平和はつくれないことを訴え、対話による平和的解決を強く求めます。
衆院選における野党の大敗により、憲法をないがしろにした政治が行われています。今こそ立憲主義に基づいた政治を実現しなければなりません。同時に県域から確かな変化を起こしていかねばなりません。2027年春の統一地方選挙においては、佐藤あやか
さんを組織内候補して決定しています。よりよい教育をすすめるためにも、私たちの仲間を県議会に送り出すべく必勝を期してとりくみます。
本定期大会で確立した方針に基づき、組合員一人ひとりが主体的に仲間を増やしていく不断にとりくむとともに、力を合わせて神高教運動をすすめることを、ここに宣言します。
2026 年7月4日
神奈川県高等学校教職員組合
第86回定期大会参加者一同
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