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委員長挨拶

執行部2022ごあいさつ
 労働組合の原点から

 3月に行なわれた神高教役員選挙において信任いただき、4月から2期目の任に当たります。他の6人の執行部とともに、神高教運動の前進に向けて尽くしたいと思います。

 2021年に出版された岩波新書『労働組合とは何か』(木下武男)によれば、現在の労働組合の源流にあたる19世紀イギリスの職業別労働組合は、労働市場政策、賃金政策、相互扶助制度の3本柱からなる機能を持っていました。労働市場政策では熟練工で組織する組合が組合員以外の参入を拒否しました。賃金政策では働き過ぎないようにすることなどを通じて労働力の供給を制限し、賃金水準を維持するとともに相互扶助制度の中で失業手当や職業紹介を行うことによって生活を守りました。
 もちろん、企業別労働組合が主流の日本と事情は異なり、さらに公務員労働組合とも異なる点は多々ありますが、いま私たちがとりくむ「働き方改革」につながる課題が、すでに初期労働組合でも活動の柱になっていることに気づかされます。また、相互扶助制度も組合の助け合い、支え合いの理念につながるものです。すなわち、労働組合の源流は組合員の生活と安心を守るものであったといえます。

 開催中の国会で長年にわたってとりくんできた、教員免許更新制度の廃止が実現の運びとなっています。また、全員面接や長期間の日程が問題となっている現行高校入試の見直しも行われようとしています。組合員の皆さんの多くの声を背景として各方面に働きかけてきた成果です。

 私たちが影響力を持ちうる源泉は組合員の結集、すなわち人数です。神高教は全国最大の高校教職員組織ですが、この先も影響力を持ち続けるためには組織拡大が何より必要です。執行部も各分会を訪問し、一人でも多くの方とお会いしたいと思います。この点でも皆さんの協力が必要です。各分会の皆さんと一緒に魅力ある組織づくりに励んでいきたいと思います。ともに頑張りましょう。

2022年4月27日

執行委員長 佐藤 治