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委員長挨拶

第77回定期大会 挨拶

 代議員の皆様。神高教第77回定期大会にお集まりいただき、本当にありがとうございます。お忙しい中、私たちのためにおいでいただきました神奈川県中島副知事、日教組岡島副委員長、連合神奈川柏木会長をはじめとする多数の来賓の皆様に、組合員を代表して心から感謝を申し上げます。どうもありがとうございます。

 安倍一強体制のもと、戦争ができる国づくりが着々とすすめられてきました。第2次安倍政権発足後の2013年秘密保護法にはじまり、2014年集団的自衛権行使を容認する閣議決定、2015年安全保障関連法、そして2017年6月の共謀罪法。どの法案も国民にていねいな説明をすることなく数の力で成立が強行されました。

 戦前の学校教育は、教育勅語を理念として、この国が無謀な侵略戦争を遂行する上で中心的な役割を果たしました。「教え子を再び戦場に送るな」という不滅のスローガンは、この痛切な反省・痛恨の想いによって私たちの先輩方が掲げ続けてきたものであるという事実を若い組合員の皆様と共有したいと思います。

 安倍首相は、東京都議会選挙の敗北に反省することなく、秋の臨時国会で憲法改正案をとりまとめたいとしています。2013年政権復帰後に安倍内閣がまず実施したのは、高校授業料無償化制度の廃止でした。にもかかわらず、大学等の授業料を無償にするために憲法改正が何としても必要であるとしています。私たちは、高校現場からこの出鱈目さを指摘せざるを得ません。森友学園、加計学園の疑惑の徹底追求とともに、理にかなわない憲法改悪に反対します。

 圧倒的多数によって、あるものはないものとされ、黒は白とされ、権力の発動によって準強姦罪の逮捕状は取り消される。勇気ある告発者には、メディアまであやつり徹底的な人格攻撃を加える。この国の道徳や倫理は、政権によって破壊されようとしています。このような政権が強力にすすめる「道徳教育」ではなく、私たち一人ひとりの教職員が一人ひとりの生徒としっかり向き合う人間の力によってこの国の道徳や倫理を再構築しようではありませんか。

 さて、教職員の働き方改革が本格的にスタートしました。2017年度の神奈川県教育委員会の主要施策の中に、はじめて「教職員の多忙化解消」が位置づけられました。また、県議会では、9月に公立学校教員に対する勤務実態調査を実施することも表明されました。授業時間数の確保など無理な教育施策によって、あきらかに教職員の時間外勤務は増大しています。部活動指導によって、1月以上1日の休日さえない若手の教職員の悲鳴が聞こえてきます。神奈川の高校教育の質向上のために、教職員の働き方改革に全力でとりくむ決意をここに表明したいと思います。

 昨年大会から、再任用組合員の皆様も代議員として参加していただいています。雇用と年金のしっかりした接続が運動の重要課題の1つとなったからです。懸案の再任用賃金水準の改善については、11月の県労連賃金確定交渉において具体的な提案をするというところまでもってきました。全国に先駆けて再任用教諭の賃金水準を引上げるため全力でとりくむ決意をここで申し上げます。

 全国の高校組織の中で神高教は最大組織となりました。今年度の新採用者の加入は現段階で150人を突破しました。世代交代のすすむ中、神高教運動を何としても若い世代に伝えていきたいという組合員の皆様の熱い想いの結果と受け止めています。さらなる組織拡大のとりくみをお願いし、執行委員会を代表してのご挨拶とします。本年より一日日程の大会としましたが、どうかよろしくお願いいたします。

2017.7.8

執行委員長 馬鳥 敦