2001年度学校図書館全国集会開催される

■日時
2001年 8 月 29日(水)12時00分より
8 月 30 日(木)12時30分まで

■場所
石和観光温泉ホテル 「慶 山」

 

 毎年夏季休業中に開催されている学校図書館全国集会が上記日程で開催されました。神奈川高教組からは、学校司書専門委員会を中心に7名が参加しました。
 第1分科会と第2分科会それぞれにレポーターとたて、第2分科会には司会者として参加しました。

<分科会及ぶ討論の主な柱>

第1分科会 「専任司書教諭制度法制化にむけてのとりくみ

  1. 専任司書教諭の職務内容を明確にし、制度実現につなげるとりくみについて

  2. 2003年までに・各県・支部・職場でとりくむべき運動の重点と課題について

  3. 小・中・高段階で共通にとりくむべき課題と、それぞれの独自課題の共通認識をどうかはかっていくか。

  4. 学校司書の賃金や労働条件の改善のとりくみについて


第2分科会 「新しい学校図書館教育と教育領域拡大」をめざすとりくみ

  1. 専任司書教諭制度をめざした21世紀の新しい学校図書館像をどう描き、実践していくか(教科・学校行事とのかかわり、利用される図書館づくり、読書指導、利用指導、図書委員会活動等)

  2. 教育改革運動と学校図書館の果たす役割を連動させるとともに、総合学習、情報教育との関わりを具体的にどうしていくのか。

  3. 小・中学校の図書館教育をどうすすめるか。

  4. 教育領域拡大・実践のとりくみの交流。


 2003年度からの充て職司書教諭の発令を目前にして、各県のとりくみ状況を交流しましたが、東京都が学校司書の教諭切り替え先行制度をスタートさせたことを中心に大きな論議がありました。
 神奈川では、現在日教組の3原則「専任、教育職、現職者完全移行」に基づく学校図書館法の改正に向けての運動を進めながら、2003年度発令に備えた現実的対応として、現職学校司書と充て職司書教諭との仕事領域の整理を県教委との間で交渉しています。具体的な内容については逐次報告していくこととします。