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県内公立高の志願状況

神奈川新聞2024年02月01日

全日制競争率1.19倍

 県教育委員会は31日、公立高校入試(共通選抜)の志願状況を発表した。平均競争率は、全日制が1.19倍(前年度1.18倍)、定時制は0.52倍(同0.49倍)、通信制は0.45倍(同0.38倍)だった。
 全日制は145校が計3万9947人募集し、4万7346人が志願。競争率が最も高かったのは県立横浜翠嵐普通科(2.30倍)で、県立横浜南陵(1.87倍)、県立神奈川総合単位制普通科個性化コース(1.85倍)が続いた。
 定時制は27校が計2499人募集し、1293人が志願。通信制は2校が1216人募り、548人が志願した。
 定員に満たなかったのは、全日制が45校(欠員計1804人)、定時制が26校(同計1273人)、通信制が26校(同計668人)だった。
 志願変更は2月5〜7日に受け付ける。志願者数の変動は利便性向上のため、各校のホームページで公表する。同1、2、5、6日のそれぞれ午後5時ごろに更新する予定。
 学力検査は同14日、特色検査は同14、15、16、19日。新型コロナウイルス感染症やインフルエンザ、月経痛で受験できなかった生徒が対象の追検査は同20日。合格発表は同28日に行う。
 知的障害のある生徒らを受け入れる県立インクルーシブ教育実践推進校特別募集校は、今回から4校(横浜南陵、保土ヶ谷、白山、菅)増の計18校(各校定員21人)になる。志願者数は1月31日時点で伊勢原が定員を上回っている。
 この特別募集を巡っては、志願者数が定員を上回った学校で不合格者が出ており、21年度は霧が丘で3人、22年度は城郷、伊勢原で計3人、23年度は城郷、川崎北で計4人が不合格だった。
 また、県立厚木東と厚木商業が統合し、厚木王子が開校する。

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 公立高校入試のインターネット出願システムで起きた不具合は、原因がいまだ不明。県教委が代替策を講じたこともあり、出願手続きは完了したという。(成田 洋樹)