本文へジャンプ

ホーム > 神奈川の教育情報 > ニュース >教員採用試験で県教委出題ミス

教員採用試験で県教委出題ミス

神奈川新聞2020年08月06日

新たに2人合格

 県教育委員会は5日、県公立学校教員採用候補者選考試験(第1次試験)で出題ミスがあったと発表した。正答のない設問があったため、受験者全員を正解扱いとした結果、新たに2人が合格となった。
 県教委によると、ミスがあったのは、7月12日に実施した高校「情報」の教科専門試験。産業財産権に関して最も適切な記述を選択する設問で、意匠権の保護期間を「最長20年」とする選択肢を正答としたが、2019年5月の意匠法改正(20年4月1日施行)により、保護期間が25年に変更されていた。
 8月3日に受験者からの指摘でミスが発覚。同問の配転4点を不正解とした全員に加点した。
 問題作成には指導主事ら10人が関わり、確認作業を行ったが、資料が最新のものではなかったという。
 「情報」(募集10人)の第1次試験には59人が受験し、24人が合格していた。第2次試験は10日に実施予定で、新たな合格者2人については日数が少ないことから提出書類の記載などの負担を考慮し、日程を調整するとしている。(佐々木 航哉)