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公私立高校定員枠で方針

神奈川新聞2011年10月19日


13年度見直しへ、公私立高校定員枠で方針
神奈川県教委

 県教育委員会は18日、定例会を開き、長年「6対4」としてきた公立高校全日制と私立高校などの定員枠について、2013年度分から「抜本的に見直していく」ことで一致した。今後入試結果など実態を把握し、私立側と定員枠を話し合う県公私立高校協議会や同設置者会議に臨む方針。

 会議では、教育委員から不況を背景に公立高校の志望者が増える一方、定員割れが起きている私立高校があることについて議論が白熱。「経済的問題を抱えた生徒のために、公立の枠をもっと増やすべきだ」「定員枠が6対4になっていることに問題がある」などの意見が出された。

 歴史的な経緯もあり、私立側が「定員枠6対4」の維持を求め、公立側も合意してきたが、13年度の公立・私立学校間協議では「過去の合意にこだわらず、根本からの議論を提案する」ことで一致した。また、12年度の県立全日制高校当初募集定員を3万7897人とする議案を全会一致で可決した。任期満了となった教育委員長の選挙を行い、全会一致で平出彦仁氏を委員長に再任した。任期は21日から1年間。