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地域貢献で学校活性化

神奈川新聞2009年10月17日

市民発 地域をつくる人・活動−県立川崎工業高校

 10月22日は神奈川県が県内の高校生の地域活動を推奨する「地域貢献デー」。
 県立川崎工業高校(中原区上平間)の地域貢献活動の始まりは、地域の小学生親子を対象にした「親子ものづくり体験教室」だった。その後「中学生体験授業」として、地域の中学校との連携事業も始まった。「手巻きモータ工作」rー「手作り時計」「電子サイコロ」「キャンドル作り」など工業高校ならではの講座で小・中学生の興味をひいている。
 2008年からは地元の平間銀座商店街のサマーフェスタで「ミニ南武線」を走らせて子どもたちの人気を集めている。今年の2月には3年生の卒業制作として「手作りベンチ」を商店街に寄贈した。「地域貢献で目標ができ、人の役に立つ喜びが生徒の学校生活の活性化につながっていると思います」と副校長の森匠志先生は話す。「街で会うと生徒のほうからあいさつするようになるなど、以前よりマナーが良くなっていますね」と平間銀座商店街のイベント運営委員長の石井雄介さんは言った。(市民記者・鈴木典信)