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ここが知りたい!県内入試事情 進学重点校の実績は?

神奈川新聞2008年09月01日

進路希望の実現が形に

 前回(八月十八日付)は学校成績の重要度について紹介しました。今回は、八月十六日に横浜市内で行われた「学力向上進学重点校合同説明会」について紹介します。
 学力向上進学重点校(全十校)は昨年五月に県教育委員会の指定を受けました。昨年八月の説明会は指定三カ月後であったため、主に取り組む内容についての決意表明でしたが、二年目となる今回は、進学実績の報告と取り組みの状況について説明がありました。
 全十校共通のテーマは、「生徒の進路希望の実現」と「豊かな人間形成」です。進路希望の実現は今春の進学実績に現れました。柏陽高校の国公立大学現役進学率27%や、横浜翠嵐高校の慶応大学・早稲田大学現役合格率48%です。これらは、両校の今までの取り組みが結実したものですが、中でも初めて実施された独自入試を突破した横浜翠嵐高校の卒業生が残したものは大変大きいと思います。
 今年度は、土曜講習・夏期講習の実施、完全下校時刻を徹底することによる自宅学習時間の確保、外部模試の導入による全国の進学校との比較、自習室の設置などが全十校で行われます。また、夏季休業中の講習と部活動の日程をずらし両立を図るなど、文武両道を推進する取り組みも四校で行われます。
 来春は独自入試を突破した生徒が五校で卒業し大学入試に挑みます。このような充実した進路指導体制が可能なだけでなく、OB・保護者によるキャリア教育や、受験エリートではない豊かな社会性を持った真のリーダーの育成にも力を入れることから、希望する進路の実現がより増加するでしょう。
 今後も十校が互いに切瑳琢磨し連携・協力しながら神奈川公立の中心となり、公立復権に向け牽引していくことを期待します。
  (湘南ゼミナール進路情報担当・川端大希)